多くの人が魅了した 自然と文化融合の地を楽しむ
八ヶ岳アドベンチャーツアーズ 福井 五大 さん
お隣の白樺湖から、アウトドアに携わって知った蓼科の上質な自然の魅力と遊び方をご紹介。
Q. 幼少期の蓼科の思い出を教えてください。
学生時代を白樺湖で過ごしましたが、蓼科は近くでもあまり行かない場所でした。
桜の時期に聖光寺の花見に行っていたことを覚えています。
また、小さい頃からスキーをしていたので、ピラタススキー場によく滑りに行っていました。
Q.蓼科に注目し始めたきっかけはいつからですか?
子供の頃はあまり湖の価値をわかっていませんでしたが、湖に対する価値を感じるようになったのは大人になってからでした。
3年前に白樺湖の方に戻ってきた時、蓼科は少し前にHYTTER LAKESIDE LODGEができたり、タイニーガーデンができたり、ちょうど変わり目の時期でした。
同じ観光地でも、自然や場所を活かして変わってきている印象で、単純に羨ましいと思いました。
Q.蓼科の今のイメージはなんですか?
観光スポットが豊富にあるイメージがあります。
御射鹿池だったり。乙女滝だったり。
蓼科湖もコンパクトで誰でも気軽に散策できます。静かで、厳かな、大人の湖のイメージ
Q.そんな蓼科湖でSUPやカヤックを行うことの魅力を教えてください。
ゆったりとした湖で、風の影響を全く受けないことは重要。初めての人でも、誰でも気軽にウォーターアクティビティができる場所だと思うんです。
湖から周辺の景色にもバリエーションがあり、水の上を優雅に楽しむ事ができます。
また、蓼科は歴史文化があり、自然を楽しみながら知識を得ることができるアクティビティも蓼科のお客さんには合っているのではと思います。
Q.同様に自転車ツアーの魅力を教えてください。
蓼科の歴史・文化をめぐる上では非常に面白いものになります。自転車のコースは江戸時代から続く「堰(せぎ)」を巡っていきます。
この堰によって蓼科の麓の農業や工業が発展していきます。蓼科が小津安二郎を初め、多くの文化人が吸い寄せられた土地であり、その理由を知ることもまた面白いと思います。
また、なんと言ってもサイクリングに適した、車が通らない安全な裏道を走行していきます。八ヶ岳が広がる眺望点や、木洩れ日がさす爽やかな林道など、2時間回る中でさまざまな表情の蓼科を楽しむことができます。
思えば中高生の頃、スキーのトレーニングの一環で、白樺湖と蓼科をロードバイクで往復していました。その頃に自転車で走る楽しさを感じていたのだと思います。今は形を変えて、昔来ていた場所を、今度はお客さんを案内する形で関わっていることを考えると感慨深いです。
Q.SUP/カヤックは何をきっかけに始められたのですか?
カヌーは14年前に父が体験ツアーを始めたことをきっかけに始めました。
奄美大島に行って、マングローブ、座間見で参加した無人島カヤックツアーがすごく楽しかったんです。海やマングローブは漕ぐ力、体力がある程度必要ですが、蓼科湖は初心者には始めやすい環境にあります。
これを機にカヤックの楽しさを知ってもらい、アウトドアを好きになってもらいたいと思います。
Qこれから蓼科に訪れる人にメッセージをお願いします!
SUP・カヤックは若い客層に多く、そんなお客さんにキャンプもしてBBQもして旅行の思い出に一つ、残すことができます。
サイクリングは土地を知ることができるコンテンツです。土地勘、四季によって紅葉、綺麗な新緑が楽しめる。風を感じ、自然を感じ、ドライブでは味わえない季節の感じ方。ドライブだと通り過ぎてしまうけれど、だからこそ楽しめる景色があると思います。
蓼科で最も好きな時間は夏の早朝。風がなく湖面がフラットな時間があり、湖面の近くの景色が鏡面反射します。周りの景色の木々が映る光景。夏でも涼しくて思いっきり遊べる場所です。